逆子(骨盤位)
逆子の施術例
来院患者の男女比
来院患者の年齢比
逆子とは
おなかの赤ちゃんの向きで頭が下にある状態を頭位(とうい)と言います。逆に、赤ちゃんの頭が上になることがあり、これを骨盤位(こつばんい)または逆子と言います。その他にも赤ちゃんが横向きになっている横位(おうい)などもあります。多くは原因不明ですが、原因が明らかになっているものもあります。お母さん側の原因としては子宮の形態異常、胎盤異常、骨盤の幅が狭いなどです。赤ちゃん側の原因としては多胎妊娠や羊水過多などです。
逆子体操や寢る向きについて
多くは赤ちゃんの成長に伴い、頭が自然と下になると言われています。基本的にはお母さんは赤ちゃんの向きについてあまり神経質になる必要はありません。妊娠10か月でも骨盤位になったり、治ったりすることがあります。妊娠30週以降に先生や助産師さんから逆子といわれた場合は指示に従いましょう。その場合、骨盤位を治すのに逆子体操や寝る向きなど指導されることがあるかもしれません。その場合は適度に試してみるのも良いでしょう。しかし過度に行うのは禁物で、なかなか逆子が治らない場合は、骨盤が狭かったり、へその緒が絡まっているなども考えられます。かえって無理に回そうとすると赤ちゃんにとって良くない場合もあります。
鍼灸ではどうするか
鍼灸ではツボを使うことで骨盤周りを整えたり、お腹を柔らかくして赤ちゃんが自然と周りやすい環境をつくることを目標に施術します。できるだけ早い時期から初めてみてください。
施術頻度
週2~3回、お腹の硬さがとれて回りやすい環境ができるまで続けます。多くの場合6回程度が目安です。
よく使用するツボ
三陰交・合谷・陽陵泉・曲泉
ツボを利用して身体の過度な緊張を取り除き、全体のバランスを整え、赤ちゃんが自然と周りやすい環境をつくります。ある所に過緊張がある時は、ある別の場所にも過緊張があります。こうしたパターンが無数に存在しています。片方の緊張が解けると、もう片方の緊張も同じタイミングで解けます。これを利用することで局所にアプローチすることなく対応することができます。
